納骨はいつまでにすればいい?法律に期限はありません
しおん2026年08月24日
納骨の時期に、法律上の期限はありません。
「四十九日までにしないといけない」「一周忌を過ぎたら非常識」——そう言われて焦っておられるなら、まず落ち着いていただいて大丈夫です。
この記事でわかること
- 法律に納骨の期限はない(条文で確認します)
- それでも四十九日が多い理由
- 急がなくていいケース、逆に早めに動いたほうがいいケース
- 納骨に必要な埋葬許可証のこと
- 納骨先が決まっていないとき、遺骨をどうするか
法律に、納骨の期限はありません
お墓のことを定めているのは「墓地、埋葬等に関する法律」(墓地埋葬法)です。
この法律には、納骨の時期や期限を定めた条文がありません。
法律が定めているのは、次のようなことです。
| 条 | 定めていること |
|---|---|
| 第3条 | 埋葬・火葬は、死亡または死産後24時間を経過した後でなければ行ってはならない |
| 第4条 | 埋葬・焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に行ってはならない |
| 第5条 | 埋葬・火葬・改葬を行う者は、市町村長の許可を受けなければならない |
| 第14条 | 墓地の管理者は、埋葬許可証等を受理した後でなければ、埋葬・焼骨の埋蔵をさせてはならない |
第3条は「早すぎてはいけない」という下限の定めです。「いつまでに」という上限は、どこにも書かれていません。
つまり法律の関心は「どこに納めるか」「許可を取ったか」であって、「いつ納めるか」ではありません。
ご自宅に遺骨を置いたままでも、法律に触れることはありません。
それでも四十九日が多いのは、なぜですか

仏教の考え方によるものです。
亡くなってから四十九日で、故人が次の世に向かうとされます。その節目に法要を営むため、親族が集まる日が確保できる——これが実務上いちばん大きな理由です。
納骨には、ご住職、石材店、墓地の管理者、そして親族の予定を合わせる必要があります。四十九日法要の日なら、その調整が一度で済みます。
四十九日以外では、百箇日、一周忌、三回忌、お盆やお彼岸に合わせる方もいらっしゃいます。
どれも「決まり」ではなく、集まりやすい日を選んだ結果です。
急がなくていいケース
次のような場合、無理に日程を決める必要はありません。
- 納骨先がまだ決まっていない
- お墓を新しく建てる(墓石の完成まで2〜3か月かかることがあります)
- 家族の意見がまとまっていない
- ご遺族の体調や気持ちが追いついていない
- 遠方の親族が集まれる見通しが立たない
とくに、納骨先が決まっていないまま日程だけ先に決めるのは、おすすめしません。
慌てて決めたお墓を、数年後に「やはり通えない」と墓じまいすることになれば、費用も手間も二重にかかります。
気持ちの整理がつかない、というのも十分な理由です。 手元に置いておきたいうちは、置いておいて構いません。
逆に、早めに動いたほうがいいケース
- すでにお墓があり、彫刻だけ必要な場合(石材店の作業に数週間かかります)
- お寺の年間行事に合わせたい場合(秋のお彼岸などは予約が埋まります)
- ご遺族の中に高齢の方がいて、体調が心配な場合
- 遺骨の保管場所に不安がある場合(湿気の多い場所は避けてください)
「急ぐ理由がある」なら早めに、ないなら急がなくて大丈夫。 それだけのことです。
納骨に必要なもの

埋葬許可証
これがないと納骨できません。
火葬のときに市区町村から交付された火葬許可証に、火葬場で火葬済みの印が押されます。これが埋葬許可証にあたります。
多くの場合、骨壺の箱に一緒に納められています。 まず箱の中を確認してください。
紛失した場合は再発行できます。 火葬を行った市区町村の窓口に問い合わせてください。
そのほかに必要なもの
- 墓地の使用許可証または受入証明書(墓地によって呼び方が異なります)
- 印鑑
- 墓地の管理者への連絡(納骨の日時は必ず事前に伝えます)
必要書類は墓地ごとに違います。 日程を決める前に、管理者へ一度確認してください。
納骨先が決まっていないとき、遺骨はどうする?
急いで決めないための、いくつかの方法があります。
ご自宅で保管する
法律上、問題ありません。 直射日光と湿気を避け、風通しのよい場所に置いてください。カビの原因になるため、押し入れの奥や水回りの近くは避けます。
お寺や霊園に一時預かってもらう
一定期間、遺骨を預かってもらえる場所があります。 有料のことが多く、期間や料金は施設によって異なります。
「納骨先を決めるまで」という使い方ができます。
手元供養という選択
遺骨の一部を小さな骨壺やペンダントに納め、残りをお墓や納骨堂に納める方法です。
遺骨を分ける場合は分骨証明書が必要になりますので、火葬場または市区町村に確認してください。
よくあるご質問
Q. 一周忌を過ぎてしまいました。非常識でしょうか。
A. まったく問題ありません。 数年、あるいは十数年ご自宅に置いておられる方もいらっしゃいます。法律にも仏教にも「何年以内」という決まりはありません。
Q. 四十九日に納骨したいのですが、お墓が間に合いません。
A. よくあることです。墓石は完成まで2〜3か月かかります。 四十九日は法要だけ営み、納骨は別の日に改める形で構いません。ご住職に事情を伝えれば、たいてい理解していただけます。
Q. 納骨式には何人くらい呼ぶものですか。
A. 決まりはありません。 ご家族だけで営まれる方も増えています。四十九日法要と一緒に行う場合は、法要に招く方と同じ範囲が一般的です。
Q. 遺骨を自宅に置いていることを、親族に反対されています。
A. 法律違反ではないとお伝えください。そのうえで、なぜ決めかねているのか(通える場所がない、費用のことなど)を具体的に話すと、話が前に進みやすくなります。
Q. 納骨のときのお布施はいくらですか。
A. 地域とお寺によって幅があります。菩提寺に直接伺うのがいちばん確実です。 「皆さまどのくらいお包みになっていますか」と尋ねれば、失礼にはあたりません。
Q. 納骨した後で、やっぱり別の場所に移せますか。
A. 移せます。 改葬という手続きになり、市区町村の改葬許可が必要です。ただし費用がかかりますので、最初の納骨先はよく考えて決められることをおすすめします。
まとめ
- 法律に納骨の期限はありません。 墓地埋葬法に、時期を定めた条文が存在しません
- 四十九日が多いのは、親族の予定が合わせやすいから。決まりではありません
- 納骨先が決まっていないなら、急いで決めないでください
- 納骨には埋葬許可証が必要。骨壺の箱の中を確認してください
- 決まるまでは、自宅保管・一時預かり・手元供養という方法があります
出典
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決まらないうちは、決めなくていい
納骨を急かす法律はありません。
もし迷っておられるのが「どこに納めるか」なら、それこそ時間をかけて決めるべきところです。一度納めたお墓を移すには、改葬の手続きと費用がかかります。
樹木葬あじさい霊園では、見学だけでもお受けしています。その場で決めていただく必要はありません。
しおん(株式会社原田屋・山口県周南市)
公式サイト: しおん / 樹木葬あじさい霊園 / 運営: 株式会社原田屋
お電話: 0120-976-864
監修: 株式会社原田屋(山口県周南市・創業108年)
最終更新日: 2026-08-24

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