海洋散骨と厚生労働省ガイドライン|周南海洋散骨センター

しおん海洋散骨2024年07月01日

厚生労働省の散骨ガイドラインと周南海洋散骨センターの取り組み

安心・安全な海洋散骨を実施するために

令和3年3月31日、厚生労働省のホームページにて散骨に関するガイドラインが掲載されました。このブログでは、散骨に関する法律とガイドラインの内容、そして周南海洋散骨センターの取り組みについてご説明します。

ガイドライン発表の背景

今回発表された散骨事業者向けガイドラインは、墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)を所管する厚生労働省内に設置された研究班によってまとめられました。

このガイドライン作成にあたり、国内の主要な海洋散骨団体からもヒアリングが行われ、海洋散骨の現状や各協会の目的、協会員に対する指導内容、また海洋散骨に参入する事業者への教育研修などについての情報が集められました。

ガイドラインの主な内容

今回のガイドラインでは、散骨が関係者の宗教感情を害してはならないことが第1項の目的として明記されています。具体的には、以下の3つについて明確な定義がなされました:

  1. 散骨について
  2. 散骨事業者について
  3. 散骨関連団体について

厚生労働省発表の散骨ガイドライン資料

一般社団法人 全国海洋散骨船協会のガイドライン

散骨事業者と散骨関連団体が明確に定義されたことで、それぞれの責任やなすべきことが明確になり、今後の業界発展における重要な指針となっています。

特筆すべき点として、このガイドラインでは粉骨が散骨の一環であることが明確に定義されました。これまで散骨は「死体遺棄にはあたらない」とされてきましたが、粉骨については具体的な定義がありませんでした。今回のガイドラインにより、粉骨は散骨という葬送の一部であることが正式に認められたのです。

周南海洋散骨センターの取り組み

ガイドラインでは、散骨事業者が守るべき事項として以下が挙げられています:

  • 法令の遵守
  • 散骨を行う場所の適切な選定
  • 適切な粉骨処理
  • 関係者への配慮
  • 自然環境への配慮
  • 文書による契約
  • 安全の確保

周南海洋散骨センターでは、ガイドライン発表以前から、これらの事項に誠実に取り組んできました。特に、海洋散骨における安全確保については、教育訓練を受けた従業員によって散骨を実施することを重視しています。

海洋散骨の安全研修の様子

周南海洋散骨センターでの安全研修の様子

当センターの従業員は、「海洋散骨ディレクター認定制度」や「海洋散骨アドバイザー認定制度」など、業界団体が実施する教育研修を通じて必要な知識を習得しています。これにより、周囲に迷惑をかけない、安全で快適な、お客様に満足いただける散骨クルーズの実施を実現しています。

お客様にとっての意義

厚生労働省のガイドラインは、散骨を検討されるお客様にとっても大きな意義があります。

  • 散骨の法的位置づけが明確になったことによる安心感
  • 事業者がガイドラインに沿って運営しているかを確認できる基準の提示
  • 粉骨を含む散骨プロセス全体が正式な葬送の一部として認められたこと

周南海洋散骨センターでは、このガイドラインを遵守し、お客様に安心して海洋散骨をご選択いただけるよう、誠実なサービス提供に努めています。

さいごに

散骨、特に海洋散骨は、故人の想いを尊重し、自然に還る新しい供養のかたちとして年々注目が高まっています。今回の厚生労働省ガイドラインの発表により、業界全体の健全な発展が促進されることを期待しています。

周南海洋散骨センターは、これからも法令とガイドラインを遵守し、ご遺族の方々に寄り添った丁寧なサービスを提供してまいります。海洋散骨に関するご質問やご相談は、お気軽に当センターまでお問い合わせください。

海洋散骨についてのご相談・お問い合わせ

無料相談ダイヤル:0120-976-864
受付時間:9:00〜17:00
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