【山口県】墓じまい(改葬)年4,752件|火葬の2割超で全国2位

しおん2026年09月16日

山口県の改葬(墓じまいなどで遺骨を移すこと)は、2024年度に4,752件でした(厚生労働省「令和6年度衛生行政報告例」)。

同じ年度の県内の火葬は20,405件。改葬は火葬の23.3%にあたり、全国の10.5%の約2.2倍。47都道府県で2番目の高さです(改葬数÷火葬数で当社が算出)。

10年前の2014年度は1,895件でしたので、約2.5倍に増えています。

この記事でわかること

  • 山口県の改葬件数の10年間の推移と、全国との比べ方
  • 県内の墓地の数の44.8%が公営という、全国(3.4%)と大きく違う構成
  • 統計で分かること・分からないこと(周南市など市町別の件数は公表されていません)

山口県の墓じまい(改葬)は、年に何件ありますか?

2024年度は4,752件です。 2014年度以降の11年間では2023年度の4,878件が最も多く、2024年度はわずかに減りました。

出どころは厚生労働省「衛生行政報告例」の第6表です。都道府県などからの報告をまとめた国の統計で、e-Statに年度ごとに公開されています。

山口県の改葬件数と、火葬件数に対する割合(カッコ内は全国)

2014年度(平成26)は1,895件で、火葬17,401件の10.9%でした(全国 83,574件・6.2%)。
2015年度(平成27)は2,508件で、火葬17,128件の14.6%でした(全国 91,567件・6.8%)。
2016年度(平成28)は2,172件で、火葬17,623件の12.3%でした(全国 97,317件・7.1%)。

2017年度(平成29)は2,920件で、火葬17,775件の16.4%でした(全国 104,493件・7.5%)。
2018年度(平成30)は2,855件で、火葬19,849件の14.4%でした(全国 115,384件・8.2%)。
2019年度(令和元)は3,389件で、火葬19,914件の17.0%でした(全国 124,346件・8.7%)。

2020年度(令和2)は2,692件で、火葬19,030件の14.1%でした(全国 117,772件・8.2%)。
2021年度(令和3)は3,674件で、火葬19,631件の18.7%でした(全国 118,975件・7.9%)。
2022年度(令和4)は4,669件で、火葬20,046件の23.3%でした(全国 151,076件・9.3%)。

2023年度(令和5)は4,878件で、火葬19,976件の24.4%でした(全国 166,886件・10.3%)。
2024年度(令和6)は4,752件で、火葬20,405件の23.3%でした(全国 176,105件・10.5%)。

厚生労働省「衛生行政報告例」各年度の第6表から当社作成。火葬は同表「総数」の火葬数(死体と死胎の合計)。割合は改葬数÷火葬数で当社が算出し、小数第2位を四捨五入しています。

山口県の改葬件数の推移

2021年度から2024年度の3年間で1,078件、約29%増えました。 2020年度にいったん減ったあと、2022年度に4,600件台へ上がっています。

全国も10年で約2.1倍(83,574件→176,105件)。山口県の約2.5倍は、それを上回る伸びです。

「改葬」と「墓じまい」は、同じではありません

法律でいう改葬は、お墓や納骨堂にある遺骨を、別のお墓や納骨堂へ移すことです(墓地、埋葬等に関する法律第2条第3項)。元のお墓を撤去するかどうかは、定義に含まれていません。

また、統計の「1件」がお墓1基なのか、遺骨1体なのかは、厚生労働省の公表資料からは読み取れませんでした。

周南市の改葬許可申請書は、遺骨が2体以上あるときは「別紙」に書き足す様式です(周南市「改葬許可に伴う申請について」、2026年9月16日確認)。

「4,752件=4,752家族の墓じまい」とは言い切れません。 増え方の目安としてご覧ください。

山口県の改葬は、全国と比べて多いのですか?

件数では47都道府県中13番目ですが、火葬に対する割合では2番目です。

人口が多い県ほど、亡くなる方も改葬も多くなります。そこで、同じ年度の火葬件数で割って比べました。

2024年度 改葬÷火葬の割合が高い5道県

1位は長崎県で、32.2%です(改葬6,656件÷火葬20,682件)。
2位は山口県で、23.3%です(改葬4,752件÷火葬20,405件)。
3位は鹿児島県で、22.1%です(改葬5,633件÷火葬25,516件)。
4位は沖縄県で、20.5%です(改葬3,621件÷火葬17,644件)。
5位は北海道で、18.7%です(改葬14,628件÷火葬78,350件)。

全国は10.5%です(改葬176,105件÷火葬1,674,137件)。

厚生労働省「令和6年度衛生行政報告例」第6表(2025年10月21日公開)から、改葬数÷火葬数で当社が算出。国が公表している順位ではありません。

山口県の順位は、2021年度2位、2022年度2位、2023年度3位、2024年度2位。この4年間、上位3県から外れていません。 1位は4年とも長崎県でした。

10年前の2014年度は10.9%で、6番目でした。2014年度からの上がり幅(12.4ポイント)は、長崎県に次いで2番目です(同じく当社算出)。

山口県と全国の比較

山口県は、なぜ改葬が多いのですか?

統計表に、理由は書かれていません。 ここでは、国の統計などで確かめられる山口県の特徴を2つ並べます。改葬の多さと関係があるかどうかは、この数字だけでは言えません。

特徴1: 墓地の44.8%が、市町などの公営です

墓地の数と経営主体(2024年度末)

経営主体が地方公共団体の墓地は、山口県が1,522(44.8%)、全国が30,024(3.4%)です。

宗教法人は、山口県が523(15.4%)、全国が58,700(6.7%)です。
個人は、山口県が1,270(37.3%)、全国が721,647(82.4%)です。
公益社団・財団法人は、山口県が1(0.1%未満)、全国が437(0.1%未満)です。
その他は、山口県が85(2.5%)、全国が65,234(7.4%)です。

総数は、山口県が3,401、全国が876,042です。

厚生労働省「令和6年度衛生行政報告例」第5表から当社作成。単位は「区域」で、墓地の数です(お墓の区画の数ではありません)。割合は各区分÷総数で当社が算出。

公営の割合は、北海道(75.1%)に次いで全国2番目です(同じく当社算出)。

ただし、都道府県ごとの墓地の総数には大きな開きがあります。山口県の3,401に対し、島根県は96,884、広島県は66,812です。

割合の比較は目安としてご覧ください。差が生じる理由は、この表からは分かりません。

周南市の市営墓地の空きと条件は周南市の市営墓地に、使わなくなった区画の扱いは市営墓地を返すときの手順にまとめています。

特徴2: 県民の3人に1人以上が65歳以上です

内閣府「令和8年版高齢社会白書」によると、2024年の山口県の高齢化率は35.5%です。

同じ表の47都道府県を当社で高い順に並べると、秋田・高知・青森・徳島・山形に次ぐ6番目。全国は29.3%でした(総務省「人口推計」2024年10月1日現在)。

白書は、2050年の山口県の高齢化率を42.3%と見込んでいます(国立社会保障・人口問題研究所の推計)。

県の推計(令和2年国勢調査が基準)では、2025年10月1日現在で35.7%。市町別では周南市34.8%、下松市29.4%、光市37.5%です(山口県「市町年齢別推計人口」)。

統計に「書いてあること」と「書いていないこと」

統計に書いてあること

  • 県全体の改葬件数(年度ごと)
  • 県全体の火葬件数
  • 経営主体別の墓地の数
  • 中核市(下関市)の件数

統計に書いていないこと

  • 改葬した理由
  • 遺骨の移し先(樹木葬・散骨など)
  • 周南市など、下関市以外の市町の件数
  • 1件がお墓1基か、遺骨1体か

周南市など、市町ごとの件数は分かりますか?

公表されていません。 衛生行政報告例の報告の対象は「都道府県、指定都市及び中核市」です(厚生労働省「衛生行政報告例の概要」)。

山口県内で市の数字が載っているのは、中核市の下関市だけです。2024年度は改葬379件、火葬4,309件でした。この数字は県の内訳として再び載せたもの(再掲)です。

周南市・下松市・光市などの件数は、この統計からは分かりません。当社では推定値を出していません。 市ごとの数字が必要な場合は、各市の担当課へお尋ねいただくことになります。

墓じまいを考え始めたら、何から調べればいいですか?

「費用」「手続き」「移し先」の順に見ると、全体がつかみやすくなります。

1. 費用 … 撤去費やお布施の内訳は墓じまいの費用相場と流れへ。補助の有無は墓じまいに使える補助金をご覧ください

2. 手続き … 改葬の許可を出すのは、いま遺骨がある場所の市町村長です(墓地、埋葬等に関する法律第5条第2項)。周南市の手数料は無料です(2026年9月16日確認)。窓口と書類は改葬許可申請のやり方

3. 移し先 … 選び方は墓じまいの後、遺骨はどうする?で比べています

当社が運営する樹木葬あじさい霊園(周南市下上2215-1・岩屋寺の境内)は、第2区画の1霊で総合計319,000円(税込)、年間護持費は0円です。
これは霊園にお支払いいただく費用の総額で、納骨式などでお寺へお納めするお布施は別になります。合祀はしません。

周南海洋散骨センターの代行(委託)散骨は、60,000円(税抜・税込66,000円)からです。

すぐにお墓をしまうか決めきれないときは、周南市のお墓参り代行で様子を見る方法もあります。

しおんは、株式会社原田屋(周南市・創業108年)が運営する仏事の総合相談窓口です。山口県内で墓じまいをお考えの方は、対応できる地域や内容を含めて、お電話でお尋ねください。

よくあるご質問

Q. 山口県の墓じまいの件数は、どこで調べられますか?

A. 厚生労働省「衛生行政報告例」の第6表(改葬数)です。e-Statで年度ごとにCSVが公開され、どなたでも確認できます。

Q. 周南市の改葬件数は分かりますか?

A. この統計には載っていません。集計は都道府県・指定都市・中核市の単位で、山口県内で市の数字があるのは下関市だけです。

Q. 改葬の件数は、墓じまいしたお墓の数と同じですか?

A. 同じとは限りません。1件がお墓1基か遺骨1体かは公表資料から読み取れず、法律上の改葬は元のお墓の撤去を条件にしていません。

Q. 改葬許可は、引っ越し先の市に申請するのですか?

A. いいえ。いま遺骨がある場所の市町村長に申請します(墓地、埋葬等に関する法律第5条第2項)。周南市は手数料無料です(2026年9月16日確認)。

まとめ

  • 山口県の改葬は2024年度4,752件。10年で約2.5倍、火葬に対する割合23.3%は全国(10.5%)の約2.2倍で全国2位
  • 県内の墓地の数の44.8%が公営(全国3.4%)、高齢化率は35.5%で全国6番目。ただし改葬が多い理由は統計からは分からない
  • 市町別の件数は下関市以外は公表されていない。墓じまいを考え始めたら、費用・手続き・移し先の順に確認を

出典

いずれも2026年9月16日に確認しました。

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▼「うちのお墓も、そろそろ」と感じたら。決める前のご相談からどうぞ

しおん 公式サイト

お電話: 0120-976-864(株式会社原田屋・山口県周南市本町2丁目15)

監修: 株式会社原田屋(山口県周南市・創業108年)
最終更新日: 2026-09-16

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